闇金ヤクザが恐れる!貸金業法を理解して正しい借金の知識を理解しよう

このページは


  • 「契約書などに出てくる貸金業者や貸金業者って一体なんだろう?
  • 「一体どういったことを定めた法律なのか?」
  • 「私たちにどんな恩恵があるのか?」

という人向けに、初心者にわかりやすく解説しているページです。

万人向けの説明から投資型クラウドファンティング(以下:ソーシャルレンディング)に強く関係するものまで、わかりやすさ重視で重要な部分を広く浅く書かれています。

長くなっていますので、自分に関係がありそうな部分だけを流し読みしていただいて構いません

もし、「もっと詳しく知りたい」という人は金融庁の改正貸金業法・多重債務者対策についてなどをご覧ください。

貸金業法ってどんな法律なの?

貸金業法(かしきんぎょうほう)とは、「借金をする人や、お金を貸す人に対してのルール」を定めた法律です。

この法律は昭和53年(1978年)に制定され、何度か改訂が行われてきました。
最近では平成22年(2010年)に改訂され、それが現在でも適用中。

貸金業法の第一条では以下のように定められています。

第一条 この法律は、貸金業が我が国の経済社会において果たす役割にかんがみ、貸金業を営む者について登録制度を実施し、その事業に対し必要な規制を行うとともに、貸金業者の組織する団体を認可する制度を設け、その適正な活動を促進するほか、指定信用情報機関の制度を設けることにより、貸金業を営む者の業務の適正な運営の確保及び資金需要者等の利益の保護を図るとともに、国民経済の適切な運営に資することを目的とする。

引用:貸金業法

お金を貸し借りするという行為は資本主義である日本において、経済を発展させる起爆剤になりえる行為です。

もし借金が出来なかったら、家は中々建てられず、新しい事業を思いついてもお金持ちしか実行できなくなりますよね?

しかし、法律によるルールが決められていないと


  • 「1万円借りたのだから利子付きで100万円にして返せ!」
  • 「お金を借りて返すとは約束した。だが、それがいつかは言ってない」
  • 「永遠にお金を借り続けて生活してやる」

ということになりかねません。

それを防ぐ為に「貸金業法」という法律が出来ました。

当たり前だけど、「日本政府」は貸金業法には引っかからないピヨ。

だから借金が天文学的数字になっても問題ない……のかなぁ?

(※実際は国債は別の法律になります)

貸金業法は借りる側のメリットが多いルール

貸金業法にて定められたルールは主に「貸す側」「借りる側」に対して行われています。

■貸金業法で定められた法律の内容の一部

  • 個人でお金を借りれる上限が「年収の1/3」まで(例外あり)
  • お金を貸すには「貸金業者」として登録しなければならない
  • 貸金業者がお金を貸すまでの流れの厳格化
  • 金利は最大で20%まで
  • ヤクザのような暴力的な取り立ての禁止

なお、個人間での借金に関してはこれに該当しません。
が、金利の上限が20%を超えたり、ヤクザのような取り立てをすると逮捕されるので気を付けましょう。

では、これらについて一つずつ解説していきましょう。

個人でお金を借りれる上限が「年収の1/3」まで

現在の貸金業法では、個人で出来る借金の上限が年収の1/3までと定められています。
これを「総量規制」と言いますね。

これは色々な会社からお金を借りてしまい、巨額の借金を抱えてしまった多重債務者が社会問題になった為に定められました。

個人で返せない金額の借金をさせないようにしよう」という思惑ですね。

年収とは、給料の他にも年金や不動産収入などが該当します。

この1/3ルールはあくまで個人に対しての上限の為、会社や法人は好きなだけ借りることが可能です。

ただし、以下の商品やサービスに対して行う借金は例外として個人年収の1/3以上で借金が可能です。

■年収の1/3以上借りてもOKな一例

  • 家を建てる時やリフォームする時(住宅ローン)
  • 自動車を購入する場合(マイカーローン)
  • 高額医療費
  • 有価証券の担保による貸し付け(※)
  • 不動産を担保にした貸し付け
  • なんらかの急なトラブルが起きた時
  • スマホなどを割賦(かっぷ)で購入する場合

※有価証券担保・・・あなたの持っている有価証券を預かっている金融機関が、その証券と利子を担保にしてお金を借りる事

参考:総量規制とは | 貸金業法について

一言メモ

賠償金は借金ではないので、このルールに該当しません。

少し前までは「借金を返すために借金をする」という雪だるま方式で借金がとんでもなく多くなった人(多重債務者)がいたピヨ。

その為、借金苦で自殺した人が後を絶たず大きな社会問題になったピヨ。

お金を貸すには「貸金業者」として登録しなければならない

お金を貸す会社はしかるべき機関から「貸金業者」として登録を受けなければ営業できません

これは俗にいう「闇金」を排除し、法令に準じた会社のみにする為です。

貸金業者とは貸金業法によって以下のように定められています。

第二条 この法律において「貸金業」とは、金銭の貸付け又は金銭の貸借の媒介(手形の割引、売渡担保その他これらに類する方法によつてする金銭の交付又は当該方法によつてする金銭の授受の媒介を含む。以下これらを総称して単に「貸付け」という。)で業として行うものをいう。

引用:貸金業法

これだけだとわかりづらいので、代表的な業種のものをあげましょう。

■貸金業者にあたる業種の一例

  • 消費者金融(プロミスなど)
  • 金銭の貸し借りを仲介する会社(ソーシャルレンディングなど)
  • 手形割引業者(日栄倉庫など)
  • カード会社
  • 貸付を行う質屋やスーパーなどといったお店全般

参考:行政書士福井伸暁事務所 貸金業登録申請

こういった会社は各都道府県知事、もしくは財務局長から「貸金業者」として登録を受けなければなりません。

ソーシャルレンディングは金銭の貸し借りを仲介する会社に該当するので貸金業者登録を行っていることを公式サイトで記載しています。

貸金業者になるには以下の条件が必要です。

■貸金業登録申請に必要なこと

  • 純資産が5000万以上があるか?
  • 賃金業を遂行する為に必要な体制が整っているか?
  • 貸金業登録拒否事由に該当していないか?

貸金業は3年ごとに更新する必要があり、そのたびにこの基準に満たすのか調査される

参考:行政書士 村松哲事務所|貸金業登録の要件

補足

maneoのトップページにて、『「貸金業登録番号」東京都知事 (4) 第30795号』と書かれていますが、これをみれば

  • これは東京都知事が登録を許可した。
  • (4)というのは4回更新した=最低12年は営業している。

ということがわかります。

貸金業を営んでいるということは、それだけ資産に余裕があるという証拠だピヨ。

定期的な体制の検査もあるので、暴力団などの悪い人が貸金業を営むのは実質的に不可能ピヨ。

貸金業者がお金を貸すまでの流れの厳格化

現在の貸金業法では、貸金業者が人にお金を貸すまでの流れやルールが決められています。

よって、貸金業者が「本当にこの人にお金を貸して大丈夫か?」という名目で探偵を雇ったりすることはありません。

具体的には審査の際「日本信用情報機構(JICC)」という貸金業法で定められた会社を挟むことの義務化ですね。

日本信用情報機構には以下のような情報が保管されています。


  • 個人の生年月日や勤務先
  • 借金や返済の履歴
  • 遅延状況

カードローンなどが通らない場合、カード会社にもよりますが日本信用情報機構にて悪い情報がついてしまったケースが考えられます。

ソーシャルレンディング会社をはじめとした貸金業者は、この日本信用情報機構や借り手から提出された資料を基に審査を行うことが義務化されています。

ちなみに日本信用情報機構には「本人開示請求」というものがあって、「自分がどのように登録されているのか」が一部わかるようになっているピヨ。

金利は最大で20%まで

現在の貸金業法では借金の金利(年利)が最大で20%までと決められています。

具体的な上限としては以下のようになっていますので参考にしてください。

貸金業法で定められた上限金利
借りた金額(円) 上限金利
1円~9万9999 20%
10万~99万9999 18%
100万以上 15%

もし、20%以上のお金を貸した場合は刑事罰として5年以下の懲役もしくは1000万以下の罰金、またはその両方が課せられます。

また、50万円借りたにも関わらず金利を20%にしていた場合は行政処分の対象となってしまいます。

この辺りもヤクザが仕切っている闇金対策になっていますね。

補足

現在では契約書に「私は20%以上の金利でお金を借ります」と書かれていてもアウトです。

ソーシャルレンディングの場合は必然的に金利が15%以下。
ボロワー(出資者)に対する金利は14%になるピヨ。

(1%はレンディング会社の取り分)

ヤクザのような暴力的な取り立ての禁止

現在の貸金業法では、ヤクザが行っているような暴力的な借金の取り立ては禁止されています。

バブル全盛期からしばらくの間、連日電話や騒音による嫌がらせや勤務会社に来て喚き散らすという行為が平気で行われていました。

ですが、2003年に八尾市闇金心中事件という闇金業者からの法外な利息と外道な取り立てに限界を迎えたことによる一家心中事件が発生。

これを教訓に暴力的や精神的に追い詰める借金の取り立てが一切禁止されました。

この八尾市闇金心中事件は闇金から「たった一万円借りただけ」で起きた、闇金犯罪史上もっとも最悪な事件だったピヨ。

あまりに悲惨だったため、たった半年で貸金業法で規制されたんだよ。

貸金業法で禁止されている行為は以下の通りです。

■現在の貸金業法で禁止された取り立て方法の一例

  • 午前8時~午後9時の間以外に電話や自宅訪問を行うこと。(しばらく連絡がとれていない場合を除く)
  • 大勢の人が押し掛ける
  • 本人の自宅以外(職場や親族を含む)に電話をかけて借金返済の電話をかける
  • 「親や兄弟、別の会社からお金を借りて返済しろ」と圧力をかける
  • 本人以外に「借金を返せ」と圧力をかける事(たとえ親族でも保証人でない限りアウト)
  • 「出ていけ」と言ってるにも関わらず居座ること
  • 自殺による生命保険での返済

このような行為を行った場合、6か月以下の懲役、もしくは100万以下の罰金、またはその両方が課されますし、業務も一部、もしくはすべて停止させられます。

なので、現在では借金の取り立ては非常に丁寧で近所にバレないような配慮がなされているのですよ。

漫画やドラマのような借金の取り立てを行った時点で、その会社は終わりピヨ。

直ぐに警察に通報したり、借金問題に特化したNPO法人に相談するピヨ。

ソーシャルレンディングとの関連性

では、貸金業法とソーシャルレンディングはどのような関係性があるのでしょうか?

ソーシャルレンディングとは、「個人投資家からお金を少額ずつお金を集めて、お金を借りたい人に融資する」という方式でしたよね?

個人からお金を集めるものの、実質的に投資を行うのはレンディング会社なので貸金業法に従って貸金業者として登録しなければいけません

また、不特定多数の人からお金を借りる為、「匿名組合契約」を行うことのできる「第二類金融商品取引業」も必要です。

ソーシャルレンディングによる資金調達方法なのですが、基本的に担保があって初めてお金を融資してもらえます。

なので個人でソーシャルレンディングによる融資を募集した場合、年収の1/3という制約は受けません

ただ、現在は個人に対してお金を融資するソーシャルレンディングはありません。

ソーシャルレーティングの問題点の元凶~匿名組合と貸金業法の境界線~

一番影響があると言えばソーシャルレンディングの募集案件が複数ある理由ですね。

私たち投資家はソーシャルレンディングとの間に「匿名組合」という契約を結んで投資を行っています。

匿名組合契約は、当事者の一方が相手方の営業のために出資をし、その営業から生ずる利益を分配することを約することによって、その効力を生ずる。

引用:商法 第535条

ですが、金融庁の見解は以下のように見解しています。

  • 「事業内容を明確化すると、個人が事実上お金を貸している状態である」
  • 「万が一、お金を貸したところが倒産した際、個人が勝手に取り立てを行う危険性がある」

参考:融資型クラウドファンディング「LCレンディング」社長のblog 「再度、「匿名化」について」より

もし、ソーシャルレンディングで投資している人が「貸金業をしている人」だと判断された場合、投資家は無登録営業者として該当します。

そうなると貸金業法第47条にのっとり、「10年以下の懲役、もしくは3000万以下の罰金、またはその両方」が課されてしまいます

それを防ぐ為にソーシャルレンディングは大雑把な説明のプロジェクトを募集しているのです。

匿名化の説明画像その①

匿名化の説明画像その②

なお、もう一つの問題点である「1つのプロジェクトで複数の案件が掲載されている(複数化)」の原因は商法の問題にかかわってくるので、コチラでは省略するピヨ。

これだけは覚えておけ!ピヨタローのまとめ3本の矢

  1. 貸金業法とは借金をする人やお金を貸す人に対しての法律である。
  2. 貸金業法によって、巨額の借金をすることを防いだり、ヤクザのような悪質な取り立てを防ぐことができた
  3. ソーシャルレンディングは複数の案件で募集しなければ貸金業法によって罰せられる可能性がある

貸金業法は「お金の貸し借り」という昔から続いていたヤクザの資金源を断つことに一役買った法律だよ。

漫画のようなお金の取り立てもなくなって、「貸金業=悪い人が行う仕事」というイメージが少しずつ払しょくしてきたピヨ。

ソーシャルレンディングも貸金業に該当するので、各都道府県からしっかりと審査を受けて営業しているクリーンな企業ピヨ。

貸金業法に違反したら重い罰則があるから、お金を貸す場合は金利は控えめにしないとね

ちなみに、ピヨタローは友人から「お金を貸してくれ」と言われたから「金利5%ね」と言ったらツバを吐かれたピヨ。

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ピヨタローのひとこと

木曜日は何かと憂鬱な日だピヨ。

平日だったら連日の疲れでグッタリ。

休日だったら「明日休みなら三連休だったのに…」と考えてしまうピヨ。